今日は廿日市にある中国醸造さんの桜尾工場見学に行ってきました!
ペブルビーチではクラフトジンを約30種類置いているのですが、桜尾は4種類揃えてます。
桜尾は世界的に有名な酒類品評会、IWSCでピンクの桜尾が最高金賞(500種類あるジンの受賞の中でたった8商品)、黒の桜尾が金賞を受賞しており、
世界でも大変評価されているジンです。
このジンの凄いところは、なんと言っても全ての素材が広島県産のボタニカルでできているということです。
特に、ジンの材料として必須のジュニパーベリー を広島で収穫していることが一番の驚きです。
ジュニパーベリー というのは簡単に言うと針葉樹の実なのですが、和名ではネズの木、ネズミサシ(ネズミ除けに使われるくらい葉が硬いことから)と呼ばれており、その木の中の雌木のみから収穫されます。
広島の山で群生していることを知り、桜尾を広島県産で使うことを決意したとのことです。
森林組合と情報共有をして、生えている山を見つけて収穫するのですが、それと同時に挿し木をして植林も行っているとのことです。
東広島は宝の山とのことです笑
ジュニパーベリー 自体がどうやったら成長するのかということもあまり知られておらず、試行錯誤の上、活動を行なっているそうです。
また、他のボタニカルに対しての拘りも強く、柑橘系は柑橘の種類に合わせて、生の果物を手で半分にして入れたり、切り込みを入れて入れたりしています
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レモンは緑色のレモンを農家さんに依頼して作っており、収穫には社員さんが農家さんと一緒に収穫しているとのこと。
お茶は収穫されたままの荒茶を使用していたり、檜は匂いがすぐなくなってしまうので、仕込み当日にカンナで削ってもらった檜を持ってきてすぐ使うという徹底ぶりです。
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ボタニカルの浸漬とカゴの中に入っているボタニカルを気化したアルコールが
通過するヴェイパー製法を兼ね備える蒸留器。
広島県産の材料を使用することにより、お酒を通して広島県の林業や農業に興味を持つ人や発展を目指すという製造者の想いにすごく感動しました。
今、現在日本での消費が7割から8割くらいを占めていますが、今後輸出も拡大して世界にもどんどん発信していくとのことでした。
また、ジンの製造と併せて、現在は新たなウィスキーの製造も始めており、廿日市と戸河内で樽熟成を始めているそうです。
試飲してみましたがとても美味しかったです。
まだまだ書きたいことがたくさんありますが、今日はこんなところで。。
広島が世界に誇る色々な人の想いが詰まった桜尾を是非、ペブルビーチで飲んでみてください(^^)